知っておけば、ストレスなく留学できて、より英語が上達する情報
外国で清潔でないと感じたことのある日本人は多いようです。日本人が清潔好きであるのは間違いないでしょう。しかし、それだけが原因で他国が汚く見えるのではないと思います。観光地が汚れやすいという理由もあります。
日本は最近多くの外国人観光客が訪れていますが、欧米と比べるとまだまだ少なく、例えばフランスやアメリカは日本の4〜5倍の旅行者が訪れています。
日本人が留学や観光で海外を訪れると、まず多くの旅行者がいる観光地に行くでしょう。観光地は大量の旅行者によって毎日汚されています。清掃員達が毎日清掃してもすぐに旅行者達が汚していきます。
意図的に汚していく人々ばかりではありません。パンフレットを置き忘れたり、レシートやソフトクリームを落とした経験は誰にでもあるでしょう。
それが何万もの観光客によって積み重ねられたら、かなりのゴミになります。人は汚れた場所にいると、そこにゴミを捨てても良いという気持ちになりがちです。そうやって膨れ上がっていきます。
だから自分も汚している一人だと思っておいた方が良いでしょう。
それでも、日本はゴミひとつ落ちていないし、落書きもほとんどありません。道端の陶器製オブジェが破壊されていないのには驚くしかありません。オーストラリアだったら横着な若者によって1日で破壊されているかもしれません。
日本人のマナーの良さは素晴らしいし、それが世界から愛されているひとつの要素でもあります。
でも気になったことが一つあります。日本海に行った時、海がビニール製のゴミだらけでした。韓国語の書かれたゴミもわずかにあったけれど、ほとんどが日本のゴミでした。
決して海にゴミを捨てている訳ではないと思います。川が増水した時に流された物や、風で飛ばされた物などがほとんどだと思います。
ゴミがあるなら拾えばいいと僕はそう思いました。僕は子供と遊びながらゴミを集めていたけれど、誰もそんなことしていませんでした。それは日本の意外なところであり、残念に思ったことでした。
もしあなたが海外の有名なビーチに行き、そこがゴミだらけだったら、かなり失望するでしょう。
留学をすると、自国と他国を比較しがちになりますが、自国と他国の良いところを発見し愛することが出来れば素晴らしいと思います。
留学すると日本と価値観がちょっと異なると感じることがよくあるでしょう。いくつか例を挙げてみます。
ほとんどの日本人がお風呂またはシャワーでほぼ毎日体を洗いますね。高温多湿の日本の気候からすると、その習慣ができたのはとてもよく理解できます。
でも欧米で毎日お風呂に入る人はあまりいません。香水文化が発達したのは毎日体を洗わないからだという説があるくらいです。
日本ほど風呂に入らない理由は、気候の違いの他に、水を大切にしているという理由もあります。
日本人も水は大事なものだと考えていますが、海外ではそれ以上に大事にしていると感じるかもしれません。
多くの国では食器を洗う際に水道の水を出しっ放しにしません。食器の洗い方は国によって様々ですが、例えば、イギリスなど食器は桶の中でまとめて洗剤で泡だらけにして最後に洗い流さずにタオルで拭き取るというやり方もあります。
留学してホームステイをする場合、その家庭のやり方を見てからそのやり方でお手伝いすると良いでしょう。日本のやり方ですると、大切な水を無駄にしていると心を痛められるかもしれません。
また、日本人ほど洗車をしません。洗車を法律で禁止している国や州もあります。
国と人によりますが、多くの人が日本人ほど車を大事にしていません。車は移動するための道具でしかなく、車のバンパーはぶつけるためにあると考えている人が多くいます。
道路脇に縦列駐車をする際に前と後ろの他人の車にバンパーをぶつけながら脇に寄せていくのは当たり前のことです。
その他にも何に価値を置いているか人により違うことを発見するでしょう。それはとても面白いものです。そしてそれは自分で発見してこそ意味があります。
人生観が変わるほど、自分とは異なる価値観を持った人に出会うこともあるかもしれません。そんなことがあったら、あなたの留学は大成功だと私は思います。
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