知っておけば、ストレスなく留学できて、より英語が上達する情報
私の英会話スクールでは、多くの生徒が1年ほど留学し、また私のスクールに戻って来ます。
その生徒の多くは英語力をかなり上げていましたが、半数以上はそこそこの上達にとどまり、そして共通する問題点がありました。
その原因は英文法の理解があまり出来ていないことです。
文法を知らなくても自分はかなり喋れると自信を持ってしまう人も多くいます。
以下に、まず文法を理解せずに留学した人たちに共通する問題点について述べます。その後に文法を簡単に理解する方法をお伝えします。
文法を理解せず留学して帰って来てた人が、英会話スクールでグループレッスンを受けると問題が起きます。
ネイティブが使う短いフレーズを自信を持って喋るけれど、基本ができていないので上級クラスでは難しすぎます。
基本を教えたくて中級レベルまたは初級レベルに入れると、よく喋るせいで他の生徒が萎縮してしまいます。
そして本人は他の生徒と自分はレベルが違い過ぎると感じるようです。
ネイティブが使う短いフレーズを自信を持って喋るけれど、文法を理解できていないので正しい英語を組み立てて話すことができません。
文法を間違って話すこと自体は悪いことではありません。間違いを気にせず話すことは英語上達に欠かせないことです。
しかし、文法が間違っていても通じれば良いと考えて、いつまでも英文法を学ぶ気がないのは良くありません。
なぜそれが良くないかは、「英文法は勉強するべきか」に書きましたのでそちらをご覧ください。
数年留学して帰ってきた人に、「間違っていて構わないからとにかく英語でおしゃべりがしたい。」「間違いを指摘されたくない。」という考えを持っている人が多いです。
その考えではなかなか上達しません。
文法を全て理解している人であれば、文法に気をつけながら英語でおしゃべりをしていれば、間違えながらだんだんと綺麗な英語を話せるようになります。
でも文法を理解していない人や間違いを指摘されたくない人は、いくら英語でおしゃべりしていても、行き詰まって上達しません。
日本人が留学するとほとんどの人が積極的に話すことが出来るようになります。これは素晴らしいことです。
消極的だった人がとても積極的になり、内向的だった人が外交的になります。
そして視野が広がり、物の見方は深くなります。
さらに短期間で英語力を伸ばすことができます。
このような多くの理由から私は留学を強くオススメします。
でも、せっかく留学するのであれば、きちんとした英語を身につけて欲しいと思います。
そのために、留学中も文法の勉強をするべきです。英語を話していると、文法的に正しいかどうか気になる時があるはずです。その時に日本語で書かれた英文法の参考書が必要になります。
日本語で書かれた解りやすい英文法の参考書を海外で手に入れるのは困難です。あったとしても高額です。だから、日本から必ず文法書を持っていきましょう。
オススメの英文法の参考書は、世界中で多くの人々に長く使われている「マーフィーのケンブリッジ英文法」です。
見開き2ページの左が解説で右が問題になっていて、一つずつクリアしていけます。
イギリスに英語留学する学生はほぼみんなそれを使っています。
イギリスに留学するなら現地で購入できますが、もちろん英語版です。
日本語版の初級編と中級編の両方を日本で用意しておいた方が良いです。
しかし、文法の勉強をする気にならない時もあります。日本語で書かれた英文法の参考書は小難しくて解りにくいものが多いので、気持ちが乗らないのも仕方がありません。
そこでオススメするのがサンドイッチ英会話です。
サンドイッチ英会話は、パンに具を挟んでサンドイッチを作るように、簡単に素早く文章を組み立てて話せるようになる教材です。これで文法的な理解もできるようになります。
留学する前も留学中もサンドイッチ英会話で学習すると、早く英語習得ができます。
文法を完璧に習得している人も、サンドイッチ英会話でトレーニングすれば、文章組み立てスピードがアップして、言いたいことが一瞬で口から出てくるようになります。