スカイプ英会話で上達しない原因はスカイプの周波数帯域
SkypeスカイプというインターネットTV電話を使い、英会話講師からレッスンを受けるサービス。スカイプ英会話とも言われています。
街の英会話スクールと比べて授業料が安い。
レッスン回数が多く、時間の融通がききやすい。
通う必要がない。
高速インターネット環境が必要
通信が途切れて聞き取れないことがよくある。
音質が悪いため初心者には聞き取りにくい。
初心者が短期間で上達するカリキュラムは無い。
人件費の安いフィリピン人などが講師のため、発音が独特。
自分や家族の生活空間を他人に見せてしまう。
※自分の顔は見せずに出来るサービスもありますが、顔を見ないと講師も日本人の発音は聞き取りにくいし、ニュアンスを感じ取りにくい。
私は日本人の友人とよくスカイプで会話します。でも、英語上級者の日本人でさえ、とても話しづらいと感じます。
通信がよく途切れるし、音質が悪いので聞き取りにくい。
実際に会って話す時は何の問題もないような簡単な会話でさえ、聞き取れずに何度も聞き返すこともあります。
英語初心者が相手の場合、さらに難しくなります。こちらの言ったことがなかなか伝わりませんし、相手の言ったことも伝わりにくい。
スカイプだとどうしてそのような事になるのでしょう。調べていくと、それは周波数に関わる音質の問題が原因であることがわかってきました。
英語には日本語にはない高い周波数があります。
日本語の周波数は 150‾1,500 Hz
英語の周波数は 2,000‾12,000 Hz
日本語と英語の周波数はかなり違いますね。
でも人間が聞き取れる音の周波数は年齢にもよりますが、20Hz‾20,000Hzといわれていますので、日本人でも英語の周波数は全て聞き取れる範囲内です。
しかし初心者は英語を聞き慣れていないので、英語の全ての周波数を聞くことは、英語のリスニング及びスピーキングを学ぶ上で重要になります。
上級者になれば相手の言ったことが完全に聞き取れなくとも、脈絡や雰囲気で理解できることがよくありが、それが出来ない初心者がリスニングを上達するには高周波をカバーする音質がとても大事だということです。
しかし、Skypeの周波数帯域はなんと50Hzから8000Hz!!
スカイプは英語の周波数を全てを通信できない。英語の8000Hzから12,000Hlzの音は聞こえてこないということです。
英語の周波数の40%もカットされているのです。
スカイプで会話をするとストレスを感じるのは、これが原因ではないかと考えています。英語初心者にとっては余計に聞き取りにくいはずです。
ということは、聞き取りにくいだけでなく、正しい発音を習得することが困難だということです。相手の発音の真似をしても真似しきれていないことになり、実際に会って会話をした時に通じにくい可能性もあるということです。
私はこれまで長年英会話スクールで教えてきましたが、それと比べるとスカイプで英語を教えるのは非常に困難です。
普通の会話をすることさえ困難なツールで英語を上達させるのは、とても時間がかかると思います。
日本人の友人がいくつかのオンライン英会話を試したところ、サンドイッチ英会話のような、初心者が短期間で上達するカリキュラムは用意されていないとのこと。
CDやMP3の周波数帯域は、人間が聞き取れる音の周波数と同じ20Hz‾20000Hです。初心者はCD教材や生の英語を聞く勉強法から始めたほうが良いと思います。
でも、リスニングにほぼ問題の無い上級者が、英語のレベルを落とさないために英語を話す機会としてスカイプ英会話を利用するのは良いと思います。