細かいことを気にしない方が英語は上達する!
日本にはあれこれ色々なことを気にし過ぎて、勉強がはかどらない英語学習者が多いように見えます。
英語を上達させるには、細かいことは気にせず、とにかく続ける事が大事。
英語学習者が気にしなくていい事ベスト6を以下にお伝えします。
日本人はミスをやたらと恐れます。何故でしょう。 もしかすると、よく言われる日本の教育の弊害でしょうか。
「三単現のSが抜けています。」バツ
「母音で始まる名詞の冠詞はaではなくanです」バツ
会話はこんなテストではありません。ミスして当然。何度もミスして覚えて上達していくものです。
特に初心者は細かいミスは全く気にしなくてOK。先ほどの三単現のSやaやtheなどの冠詞でさえ上級レベルになってから気にすれば良いです。
ここでトーマス・ワトソンの名言
If you want to increase your success rate, double your failure rate.
もし君が成功率を高めたいなら、失敗率を倍にしなさい。
たくさん失敗すればいいのです。
ついでにオスカー・ワイルドの名言
Experience is simply the name we give our mistakes.
経験とは単純にミステイクに付けられた名前である。
経験とはミスのことらしいです。ミスするって良いことなんです。
日本人は恥の文化のせいか、人目を気にし過ぎます。下手な英語を話すのが恥ずかしいと思う人がとても多いです。
「私はまだまだ未熟です。」と、日本人はとても謙虚で、それは向上心の現れだと思っていましたが、そうばかりでもないようです。
下手な英語をさらけ出したくないからあまり話さないというのは、謙虚で向上心があるという精神と相反します。
英語を話す時は日本の美徳である恥じらいはそっとどこかに置いておきましょう。ついでにプライドもポイっとどこかに軽く捨てておきましょう。
そして下手な英語を笑ってさらけ出してみましょう。それが出来たら英語の上達は早いです。
TOEICや英検などいかなる検定も英語の実力は測れません。
ある日私は、日本人ラジオパーソナリティーの番組を聴いていたら、驚くようなことを言っていました。「アメリカの大学を卒業して英検2級の試験に落ちた時はめっちゃショックだったわー!」
私もそれを聞いてショックでした。何故なら彼の英語力はネイティブ並み。ゲストの海外アーティストととても上手に対談する人です。そんな彼でも英検2級に受からないとは、英検はいかに英語力を測れないものか思い知りました。
私のスクールの生徒でも英検2級以上を持っている人は多くいましたが、英語を習いにきている生徒だけに当然そのラジオパーソナリティーのように流暢な英語は話せません。
TOEIC900点以上の生徒も何人もいましたが、流暢とは言えないレベルです。
日本人はそんな意味のない点数をやたらと気にします。会社からTOEIC何点以上を要求されるという話はよく聞きます。
本来の目的を見失い点数を目的にしてしまっているように見えます。本物の英語力を身に付けたいなら点数は気にしない方が良いです。
英語はただのコミュニケーションツールでしかありません。英語を話すことを目的にするのではなく、英語で何を話すか、英語を使って何をするかを目的にすることが大事です。
ましてや英語の検定の点数や合格を目的にするなんて、本末転倒です。
ちなみにTOEICや英検は海外で全く通用しません。その存在すら知られていません。海外ではTOEFLやケンブリッジ英検そしてIELTSが使われています。
私のスクールの生徒で、長年続いている上級レベルの人たちは皆英語が好きです。英語を学ぶ目的は海外旅行、仕事、脳の活性化など皆それぞれ違いますが、英語が好きだということは皆同じです。
好きだから続く、続くから上達する。そういう人たちがどんどん流暢になっていきます。
まずは英語を楽しみ、英語を日常にし、英語を好きになりましょう。