大人が素早く英語を話せるようになる学習方法と教材
大人と子供では英語の習得方法が異なります。そのため、英語を習得するための教材も異なります。
その理由は言語の臨界期です。
言語の臨界期とは一定の年齢を越えると、言語の発音そして規則(文法)を自然に身につけることが出来なくなるというものです。
臨界期の年齢は発音も含めると3〜5歳まで、語順などの統語的規則についての臨界期は16歳までなど、いくつか説がありますが、大人であれば間違いなく臨界期は過ぎています。
臨界期について詳しくは最後に記します。
会話文の教材をどれだけ聴き続けても、英語を話せるようにはならないのは、自然に英語の規則を身につけられる臨界期を過ぎた大人だからです。
フレーズ集の教材も同じことです。丸暗記したフレーズは話すことが出来ますが、一瞬で文章を組み立てて話せるようにはなりません。
言語の臨界期を過ぎた大人は、統語的規則(英語の規則)が身につく教材を使って学習する必要があります。
統語的規則とは文章を組み立てるために必要なルールのことです。文法は統語的規則を分析し、習得に役立てるためのものです。だから、文法を理解していれば、文章を読んで理解することが出来るのです。
しかし、文法には問題があります。
会話をするのには一瞬で文章を組み立てて発音しなければなりません。しかし、文法を使って文章を組み立てるには時間がかかり過ぎて、会話のスピードに間に合いません。
英文法の教材で勉強して理解できただけでは、統語的規則が身に付くことはないのです。
日本で見かける英語教材は、会話文やフレーズ集の教材がほとんどです。ラジオ講座やテレビ講座も会話文ばかりです。
大人の英会話と名のつく講座や教材の中身が会話文やフレーズ集というのはとてもおかしなことです。
大人だからこそ英語の規則が身につく教材を使い、一瞬で文章組み立てられるようにしなければなりません。
サンドイッチ英会話は英語の規則を使って一瞬で文章を組み立てるトレーニングをする教材です。
サンドイッチ英会話は、まず次の記事を読んで、間違いだらけの英語勉強法と正しい勉強法を知ってから使うことをお勧めします。
間違いだらけの英語勉強法と正しい勉強法〜英語上達に金を使うバカ
言語の臨界期
アメリカの言語学及び神経学者のエリック・レネバーグが、幼児の大脳の発達と言語獲得の関係を研究し、母語習得の臨界期は3歳から5歳ごろまでであると述べています。
アメリカ合衆国のハンガリー人移民の英語能力と移住時期の調査結果によると、アメリカへの移住が16歳以前の人は、みな高い英語力を示したのに対して、それ以降の年齢で移住した人は言語能力に個人差がみられるそうです。しかし、少数ながら成人してからもネイティブに近い文法能力を身につけた人もいるそうです。
大人になってからでもネイティブに近い英語力を身につけることが出来ます。正しい勉強方法で学習すれば短期間で英語が話せるようになります。
1日10分の勉強で英語が一瞬で話せるようになるミッションイングリッシュもおすすめです。