英語を早く上達したいなら、効率の良い順序で勉強しよう
初心者はまず楽しいことから始めるのが基本ですが、 初心者ほど早く挫折しやすいので、出来るだけ早めにある程度は上達する事も必要です。
英語を話せるようになるには、勉強する事がたくさんあります。
文法、構文、単語、熟語、イディオム、リスニング、スピーキング、発音、英語で会話する実践練習など。 どういう順番でやると効率が良いでしょう。
結論から先に言います。理由はあとで説明します。 意外だと思うかもしれませんが、一番初めにやるべき事は、瞬間スピーキングです。
私の意味する瞬間スピーキングとは、一瞬で文章を組み立てて発音することです。
具体的な瞬間スピーキングの勉強方法は最後にお伝えします。
その次に始めるべき事は、
英語で会話する実践練習です。具体的には英会話スクールなどで外国人と会話する事です。
それはスピーキングの勉強の成果を試し、実践練習の機会として必要です。
英会話スクールに通ってもなかなか上達しない理由は、それより優先度の高い「スピーキング」のトレーニングをしていないからです。
英会話スクールはスピーキングできるようになったものを試す場所だと考えましょう。
単語や熟語はスピーキングの勉強をしている過程で自然にたくさん覚えていけます。だから、単語だけ覚えるような面白くない勉強はしなくて良いです。もちろん、したい人はして構いません。
自分の趣味や好きな分野の単語は覚えておくと良いと思います。好きな事なら覚える気になるでしょう。
それに、英語で会話する際に必ず自分の好きな分野の話になるので、単語だけでも知っていれば会話に奥行きができ、より会話が楽しいものになります。
英語が聞き取れない一番の理由は構文への反応が遅いまたは、その構文が頭に入っていない事です。だからスピーキングのトレーニングは一番初めにやるべきなのです。
スピーキングのトレーニングさえしていけば、構文への反応が早くなり、語彙も増えるので、自然にリスニング力もついてきます。
ここでいうスピーキングのトレーニングとは、構文を使って文章を組み立てて、そして発音する事です。
ただし、ここでいう構文とは中学高校で勉強したものではありません。一定の単語を含んでおり、その他の単語の組み替えで文章を組み立てられるようにしたものです。これについては後ほど詳しくお伝えします。
文章組み立てトレーニングの時に、発音のトレーニングも同時に行えば一石二鳥。そのため真似のできる模範音声が必要です。
ネイティブのように発音する練習は必要はありません。世界各国それぞれ独特の英語の発音をする人たちばかりです。世界では「みんな違う発音」が当たり前です。通じればいいのです。
日本人はいくつかポイントをおさえれば通じる発音がすぐ出来ます。ここで詳しく書きました。英語勉強法-発音編
また、模範音声によるスピーキングのトレーニングをしていけば、発音は自然に良くなっていきます。
TOEICや英検など試験が目的の場合、これと優先順位を逆にすると効率は良いようです。スピーキングや発音は後回しにして語彙を増やした方が、そこそこの点は取りやすいからです。
でも、本物の英語力をつけるには遠回り。それに点数を目的にしては本末転倒。本物の英語力を身につければ点数は後からついてきます。
「友達と空港で会うと約束した。」
これを一瞬で英語にする事は出来ますか?
会話はスピーキングとリスニングの連続です。一瞬で聞き取り、一瞬で文章を組み立てて発音する事ができないと、スムーズな会話が成り立ちません。
会話はスピーキングとリスニングの瞬発力が必要なのです。
そのため、一瞬で文章を組み立てるトレーニングが、英語をマスターしたい全ての人に不可欠なのです。
瞬間文章組み立てトレーニングさえすれば、スピーキング力だけでなく、リスニング瞬発力もつき、発音も良くなり、語彙も増え、長文読解が早くなります。
「友達と空港で会うと約束した。」
I promised my friend I would meet her at the airport.
この文章の構成は以下になります。
I promised 人 I would 動詞 〜.
これを使って、他の文章に応用していきます。
友達と午後に会う約束をした。
I promised my friend I would meet her this afternoon.
友達と折り紙を教える約束をした。
I promised my friend I would teach her Origami.
友達と日本語を教える約束をした。
I promised my friend I would teach her Japanese.
友達と今夜一緒に英語の勉強する約束をした。
I promised my friend I would study English with her tonight.
母と今夜料理を手伝う約束をした。
I promised my mother I would help her cook tonight.
新年に日本に帰ると母と約束した。
I promised my mother I would go back to Japan for the New Year.
この音声を聞いて真似して発音していくと、自然にこの構成の文章は一瞬で組み立てられるようになります。
書いたり音読するだけより、音声を聞いて真似して発音するのが最も早く効果的に英語が話せるようになります。
この学習方式を教材にしたのがサンドイッチ英会話です。
パンに具を挟んでサンドイッチを作るように、構文に単語を挟んで簡単に文章を作ることができます。
全部で120ものパンが用意されています。これをマスターすればスムーズに日常会話が出来るレベルになります。
あらゆる単語を使って文章を組み立てるので、同時に単語の勉強にもなります。
サンドイッチ英会話は、まず以下の記事で効果的な勉強法を理解してから始めることをおすすめします。